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今日から新しく書き始めます

こんばんわ、今日も何とか行きぬいた小生が送るブログへようこそ。

若干ラブレター詐欺から地味に立ち直れてないという小生です……。


そんな小生が今日から新しく新連載を始めようと思います。

『キョンの想人 1』です
続きを読むからどうぞ。





「そういえば」
 いつもの日常、いつもの団活で俺が古泉とボードゲームをしていた時だった。何を思ったのか、こいつはこんなことを聞いてきやがった。
「貴方の恋沙汰話はあまり聞きませんが、どうなんですか」
「どうかと聞かれてもな、返答に困るんだか……。そういうお前は毎朝大変そうだな」
 多少の皮肉を込めて言ってみるが、今度は自分のラブレターの話をしてくるもんだから面倒なこった。
 恋、ねぇ。
 俺はそういう方面については谷口の話をただ聞くだけだったから、自分のことはよく分かってなかったのかも知れんな。かと言って俺が彼女云々がほしいかどうかはまた別の話だと思う。
 実際の所興味はあるが、気になる人はいないということだな。まあ、身の回りには三人の美人(約一名程黙っているときに限定される)がいるからな、いつかは俺もそういう思いが芽生えるかもしれん。
「そういえば、古泉はなんでそんなにモテるくせして彼女の一人もいないんだ?」
「それは……。そうですね、僕にも意中の女性がただ一人いるんですよお恥ずかしながらですが」
 いつものニヤケ顔を二割ほど増したような顔で語りかける古泉を見て、かなりうざったいと感じた俺は無視を貫き通すことに決めた。
 が、ここで一番関与したがらなさそうなハルヒが一声。
「ふぅ~ん。古泉君の意中の人ね……。誰よそれ」
 『恋愛は一種の精神病の一つ』とかなんとかほざいてたハルヒが恋バナに引っ掛かるなんて誰が思っただろうか、長門なら想定内の様だ。いつもと変わらないペースで本を読んでいる。
「誰、と聞かれてもですね……。答えづらいですね、恋愛は貴女自らが禁止したはずですし。所詮敵わない恋ですよ」
 そこまで古泉が言った所で長門が本を閉じ、今日の団活は終了した。
 団活終了後はいつものように皆で帰るのかと思いきや、ハルヒが古泉を引っ張りだし、さっきの事を問い詰めていた。
「鍵は閉めておくんでキョン君は帰っても大丈夫ですよ。私は鶴屋さんと帰りますし」
「そうですか、ありがとうございます」
 さて、と。
「じゃあ、長門。帰るとするか」
「……」
 一ミリ程首を縦に振るので恐らく肯定だろう。俺は長門と帰り道を共にすることになった。
「なあ、長門。お前にも恋愛感情というものはあるのか?」
「……ないことはない」
 なんだそれ?
「なんか微妙な回答だな、お前にしては」
 長門曰く、喜怒哀楽の感情はあの十二月の事件以降は持つことを許されているらしい。そこから派生する感情に恋愛が含まれるかどうかについては不明なんだそうな。
「それは長門にもわからんものだな。まあ、そのうちわかると思うぞ」
「そう」
 長門が恋愛か……。なんかアレだな、あまり想像がつかんな。彼氏のために可愛い服を着てみる長門、お弁当を作る長門、若干の照れを含んだ笑み。その他色々と考えてみたが、イメージを崩しかねないので止めた。でも、そうだな……。
「今度さ」
 長門と別れ道になる寸前で俺は言う。
「長門の私服、見てみたいな。不思議探索の時にでも頼む」
 すると長門は数秒間の沈黙の後、
「貴方が望むなら」
 それだけ言って去ってしまった。


この時俺はまだ気がついていなかった。俺の本当の気持ちと、“アイツ”の気持ちに……。
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