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ちなみに今回記事番号50だった

宣言通り、更新しに来ました。
今回は数年後と見せかけて……、その後は読んでからのお楽しみです(笑)

そしてコメ返し。

 ししゃも様

元ネタしらないですか。
ちょっと残念です、長門の中の人の茅原実里さんの歌なんですけどとてもいい歌なんです。
多分、ようつべにもうpされているので一度聞いてみればどうですか。

それでは、今日のSS
「誰かの願望」





 目覚めが良い朝、つまりノンレム睡眠の時に丁度起きれた時だ。何かいいことがあるような気がする、と思う人は少なくないはずだ。
 が、しかし……。
「今何時なんだ……」
 時計の針は九時を指そうとしていた。
 ……。九時?
「おはよう」
 こんな時でも有希はいつも同じようにしてるんだから、少し位ゆっくりしようかな、とか思うが、しかし俺は会社に行かなきゃならんのだ。
「有希、なんで起こしてくれないんだ。遅刻しそうじゃないか」
「今日は日曜日、貴方や優希もお休みの日」
 へ? と慌てて日めくりカレンダーを見ると、赤い数字で日付が書いてあった。
 ということはだ。
「有希が寝させてくれてたのか」
 それは悪かったな。というかわりにその頭をわしゃわしゃを撫でて、頬にキスをする。
「……」
 少し嬉しそうにする有希を見るとこっちも嬉しくなるな、うん。
「パパー」
 リビングに行くと優希が迎えてくれ、飛びついてきた。
「おはよー」
「ああ、おはよう。朝から元気だな」
 えへへ、と笑いながら優希は有希の方に行った。
 外を見れば良い天気だし、今日は俺も二週間に一度の日曜休みだ。
「よし、どこかに出かけるか」
「私はママのおべんと持って出かけたいな」
 おいおい、そこまで面倒なことしなくても。何処かに行くんだから外食でも良いのに、とか思いながら久しぶりに有希の弁当もいいな、と二つの思いがあったが、有希もどうやら作りたいらしいな。
「……」
 少し頼み入るような目線で俺を見つめているからな。
「ママも作りたいってさ、ね、いいでしょ」
 流石俺の子、かなり角がとれて丸くなったとはいえ、有希の表情を読み取るようになるとは……。ただ単に出かけたいだけかもしれんがな。
「じゃあ、頼むな」
 三ミリ程頷いた有希に弁当の用意は頼んでおいて、こちらは出かけ先を決め手おかないとな。
 俺的には図書館とかでもいいんだけどな、最近は本を読むようになったしね。有希や生徒たちの影響でもあるし、気分が落ち着いたりするからな。
「どこに行きたいんだ」
「う~んとね……。公園で遊びたいな」
 バドミントンとかフリスピーの類を優希は指しているだろう、既に押し入れの中にあるそれらを探していた。まあ、こないだ使ったからすぐに見つかるだろうし、そんなことを考えてる内に見つかっているのだが。
 有希の方を見れば、まだ時間がかかりそうなので俺は優希に絵本を読むことにした。
 こうみえても国語教師なので、音読には自信がある。こうやって感情を込める点も理解しているからな、コツさえ掴めれば誰にだって読めるさ。
 そんな感じで二冊程読み終わった時に有希の準備が終わったみたいなので、公園に向かうことにした。
 小春日和と言っても過言ではない穏やかな天気の中、気持ち良い気分で俺達は目的地である公園を目指しているが、何だか道行くカップルが多いことに気づき、少し微笑ましくなる。
 十年前の俺もこんな雰囲気だったんだろうか、と考えると気恥ずかしい感じがするな。もっとも、今は優希もいるしとても幸せなことに変わりはない。
「パパ、ついたよ。早くフリスビー出して」
 そう慌てるな、まだまだ時間はある。
「じゃあ、行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
 うん、いつか見たいと思っていた有希の美笑(微笑じゃないからな)をこの頃はバッチリ決めてくれるのでこっちとしてもとても嬉しいことだ。
 そんなこんなで、優希とフリスビーをして遊ぶんだが。いかんせん優希はまだ小学一年生だからか、あっちこっちへとフリスビーをなげまわすので受け取る側のこっちは大変なんだ。
 その時、また優希が投げたフリスビーが高校生ぐらいの人に当たり、しまったなとか思い頭を抱えつつ謝りにいったその先で。
「キョン先生じゃないですか」
 なんと、当たったのは俺のクラスの教え子達が約三人程。しかも、女子だ。
「おう、お前達か。あ、さっきはスマンな。娘の優希が……」
 とまで言いかけたところで、皆が優希の存在に気づき優希の方へ走り寄る。
 最近の高校生は小さな子供を見ると何かは知らんが無性に何かしたくなるらしいな、よく分からん。昔の俺には到底無理だな、優希はやっぱり可愛いから例外だ。
「この子、先生のとこのですよね」
 ああ、と生返事だけしておくとそれからは優希と遊び始めた。
 俺も丁度いい頃合いなので、有希の方へ向かうとする。
「優希は人気者だな」
「あれが、あなたの教え子達……」
 そうだな、結構いいやつらなんだぜ。今だって、こうやって二人でゆっくりできるのもあいつらのおかげだ。
 優希も楽しそうだから何よりだ。
「あの、先生」
「ん、なんだ」
 さっきの内の一人、名前は桜乃、読みはさくのっていうんだ。名前っぽい苗字だからなんか照れるというのが本心だな。
 この子は、そうだな。有希と同じで本をよく読んでいて、文芸部の部長さんだ。
「その、あの……」
 それでいて、照れ屋さんなんだな。いつかの有希みたいだ、とちょっと思い出しながら桜乃が話すのを待つ。
 たっぷり三秒間深呼吸したあと。
「こないだ借りた本のことなんですけど」
 ああ、それね。
 以前有希に奨められて読んだ本がとても面白く、受け売りで奨めてみたんだが、どうやら楽しんでくれたようだ。
「やっぱり、読書は好きです」
「それには同感」
 その後、二人が意気投合して色んな本について話し合っていたが、何だかこの小春日和のせいか、眠い……。



「……なた、起き……」
 そうか、やっぱり寝ちまってたか。
「……ん、起きるよ。有希」
 目一杯伸びをしながら覚醒しつつある自身のちっぽけな脳みそから考え出した結果、ここはSOS団の活動場所であることが判明。
 つまりだ、
「夢を見ていたようだ」
 それにしては楽しい夢だな、と物思いに耽っているとだ。
「夢の中で有希に何してんの!こんのエロキョン!」
 俺の脳天に踵落しが炸裂した所から、俺の意識は暗転した。
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非公開コメント

長キョンの王道的なストーリー展開ですね。

やはり王道は素晴らしい!!

王道好きの自分にとって、かなり満足するssです!
またオチも良いです(笑)

受験は大変ですが、努力した分は必ず良い結果に導きます!
諦めずに頑張って下さい!

それでは

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コメ返し

コメントありがとうございました。

とりま、勉強の合間に息抜きがてらブログに来てみた所存です。


 ながといっく様

甘いのは少し昔まで書いてたんです。これはそれを加筆修正したものなんですが、楽しんでもらえてこちらとしても嬉しい限りです。


 くじら様

王道、それは誰もが憧れる道(ちょと違うかもですが)故に頭を悩ませたんですよ。
楽しんでもらえたなら幸いです。


 ハチル様

とても力になるコメントありがとうございました。
これからまた、頑張ってきます。


因みに受験が終わり次第順次やろうと思っていることがあるので、ここで告知しておきます。

一つ目は、今まで書いてきたssをまとめること。だいぶ数が増えてきましたし、そろそろかと思って。

二つ目と三つ目は皆様に協力していただきたいことですが、小生のブログと相互リンクしてもらおうと思っています。
それと、リクエストを受け付けたいと思います。
勿論、無理にとは言いませんが出来れば協力してもらいたいです。

受験が終わりしだい、皆様のブログにも挨拶に伺いますので何卒よろしくお願いします。


それでは。

次回更新は今月21日予定です。
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