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久方ぶりです。

いやあ、学年末テストがあったのをすっかり忘れてまして今日終わりました。

真に疲れたよ、ほんとに。
受験ようやく終わったのに、全教科テストって……。

ほんと面倒でしたよ。

とりあえず、コメ返し。

 くじら様

そうですか、そうですか。
とても嬉しいですね、書いた自分としては。
まだリクエスト募集してますので、どうぞ。

 ながといっく様

受験頑張りました。ええ、とても。
こういう消失もアリかな、と思いながら書いたんですけどいい結果にころんで良かったです。
まだまだ発展途上中ですので、お互いに精進しましょう。

 ハチル様

リンクありがとうございます。
またそちらの方に訪問させていただきますので、リクエストはその時にでも。
こっちでもリクエスト、募集してますのでどうぞお願いします。



それでは、今日のSS

『嫉妬心』
若干、キョン君のキャラが崩壊してしまったSS。
といっても、病み系ではないのでご安心を。

それでは、どうぞ。






 こう、意味もなくむしゃくしゃしている時というのを感じたことはないだろうか。今現在むしゃくしゃしているのは紛れも無く俺であるが、意味もなくむしゃくしゃしている訳でもない。
 理由が分からない訳でもない。あんな場面を見てしまったんだからな、だが確証は取れん。それに何故こういう思いに浸るのかが分からんだけだ。
 時は数日前。



 その日は、いつもながら不思議探索なる俺の財布から著名人をもした紙幣がことごとく消えていくイベント、基俺にとって苦行他ならないんだが、今回はさらに苦行だった。
 長門が休みだった。
 最近団活も週に何度かは休んでいるし、何故かこの不思議探索もやすみがちである。
 その日の午前、朝日奈さんととペアだったが俺は朝日奈さんがが用事だかなんだかで何処かに行ってしまい、テンションの急降下を感じつつ一人で散歩していた。
 その時、事件は起きた。そして俺は信じられない出来事を目の当たりにした。

 私服姿の長門と、コンピ研の部員と思われる人数人が歩いているのを見たからだ。

 SOS団の行事だって制服で来る長門がだ、私服であいつらと歩いていた。刹那、俺は言いようのない絶望感に襲われ、ふらついた足どりであてもなく歩いていた。
 ふと気づけば、集合場所に着いていてそこには皆がいた。勿論、長門を除いて。
「おっそい!」
「スマン、ちょっと色々とな」
 それから何か怒鳴られた気がしたが、何も覚えていない。頭には、先程見たあの光景がコマ送りがごとく流れていた。
 何故だ?
 俺は何故ここまで落ち込む必要がある、長門がどうしていようが長門の自由じゃないか。それに長門が俺達以外の交友関係を築けているんだ、とても好ましいことじゃないか。
 それなのに……。
「ちょっと、キョン?」
 俺は……。
「ふぇっ、キョン君……」
「一体何があったんですか」
 泣いていた。
 頬を伝わる一粒の冷たい涙は、そのまま地面に落ち染みを作る。
「……スマン。ちょっと眠くてな」
 涙を袖で拭き、欠伸のフリをする。ハルヒが疑いの目を向けているが、すぐにいつものようになっていた。
 近くの喫茶店で、昼食を取り(何故か今日は各自が各自分を払っていた)午後の探索へと向かう。
 午後は、
「あんた、午前中何かあったでしょ」
 我らが団長ハルヒとだった。
「何にもねえよ」
 意地とも、見栄とも言えるであろうそれらを張りつつ。自分の気持ちに蓋をしながら俺は答え、うたぐり深いハルヒから逃れるためにも俺は歩きだした。
 どこにいって、何をしたかも記憶に残そうと思えなかった。ただただ必死で、ゆるゆるの涙腺を堪えていた。
 それからというもの、俺は長門と目を合わせられなくなっていた。
 分からなかった、自分が何故こういう気分になっているのかが。



 で、現在に至る。
 心の傷は時間の経過と共に少しずつ癒えつつあるが、長門との距離はそれに反比例するかのごとく広がっていた。
 そんな俺に、一筋の希望が。
 それは紛れも無い長門からのメッセージがだった。
『午後七時、わたしの部屋に』
 栞。
 ただそれだけが、それだけの意味を俺の元に届けられた。
 俺は誰にも悟られないように、それを制服のポケットに滑り込ませた。
 そして、約束の時間。
 エントランスにて俺は、長門の部屋の番号を押すと何も言わずに扉が開いたので俺は長門の元に向かった。
 ……。長門の部屋に上がらせてもらうのも久しぶりだ、というよりも長門とまともに会話するのも久しぶりだ。
 色々考えている内に、目的場所についた俺は、インターホンを鳴らした。
『入って』
 それに従い、俺は部屋に上がらせてもらった。
「よお、長門」
 蒲団が敷かれていないこたつに長門と向かい合うように座る。
「……ごめんなさい」
 関口一番に長門の口から飛びだしたのは俺に対する謝罪の言葉だった。
「最近のあなたは、わたしを避けている。それはきっとわたしのせいだから」
 ……長門。
「確かに、避けていたかもしれんがそれは長門のせいじゃない。寧ろ俺の方こそ謝るべきだ」
 何だ、俺。ちゃんと話せるじゃないか。
「ダメ。わたしの気が収まらない、それにあなたに見せたいものがある」
 見せたいもの?
 俺にここで待つように言って、長門は和室へと消えていった。
 この分だと、元の関係に戻れそうだ。今だにあの時の長門のことが気になってはいるが、むやみに聞くようなことでもない。
「おまたせ」
「長かったな……って」
 俺は思わず目を逸らした。
「なぜ」
 決まってる、長門が綺麗すぎるからだ。今俺は確信した、今までのむしゃくしゃした感じも、今感じているこの胸の高鳴りも。
 こんなこと思うのは柄ではないがな、俺は長門が好きだったんだよ。
「わたしをみて」
 ゆっくりと、長門の方に顔を向ける。そこには純白のワンピースに身を包んだ長門がいた。いつの間にか、座っていた俺と同じ目線で。
「長門……、綺麗だ」
「そう」
 頬を少し赤らめながら、俯く長門をそっと抱きしめ、


「好きだ」


 答える変わりに背中に回された腕の力が、より一層強くなったのを、その暖かさを感じつつ。俺はこの雪の様に白く、だがしかし暖かみを持ったこの少女をいつまでも愛していたいと思った。
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