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あったかあったか。

最近、寝るとき布団が一枚少ないのを感じてあったかくなったなと思う小生です。

……また寒くなるらしいけどね。

まあ長キョンは熱々がちょうど良い位ですよ(笑)

コメ返し

 くじら様。

今回は甘め路線だったので良かったです。

リンクありがとうございます。
コメ返しが終わった次の行から説明をさせていただきます。

 ながといっく様。

今のキョンにはハルヒは目に入らないようで(笑)

あ……。
間違えてましたか、うっかりミスですね。
直しておきます。


で、リンク追加のお知らせ。
先ほども書きましたが、くじらさんの『くじら焼き』です。
甘めの長キョンが特に好きですが、様々なSSがあるので勉強にもなります。(←主に小生が)


それでは、今日のSS
『Another』






 せめて――。


 ハルヒ特製鍋を喰ってからでも別に遅くはないだろう?


 ――そう思っていた。


 なのに、いや。だからなのか?


 こんなこと……。
「……」
 扉を開けた俺を待ち受けていたのは、眼鏡をかけた長門有希だった。
 嘘、だろ?

 だって俺は脱出に成功したはずだ、なのにこんなことってあるかよ。
 周りを見回しても、向こうの世界の文芸部となんらかわりがない、寧ろ同じ。

 つまり――。

 俺はもう一度この世界をやり直さなければならないらしいな。意外なことに、俺はもう冷静さを取り戻していた。つい一週間前の自分の行動をシンクロさせれば良いだけだ、簡単なこと。
「ええと、長門さん。だったよな」
「なに?」
「今日って何月何日だっけ?」
「……今日は十二月二十四日、そしてクリスマスイブ」
 そういって立ち上がったと思えば、こっちに歩み寄りながら続けざまにこう言った。
「一週間前と同じようなこというんだね、別に惚けなくてもいい」
 ……この長門は、あの時の長門。それは確信が持てる、だがしかし、今回がまさかこっちと連動していたとは。いや、前回も俺が気づいていなかっただけで世界の時系列は狂ってなかった。
 つまりだ、俺はまた新たにこの世界で路頭に迷わなくてはいけないらしい。
『聞こえる?』
 長門?
『わたしの予想していなかった事態が起こっている』
 どういうことだ、詳しく教えてくれ。
 いつの間にか、閉鎖空間のような世界で取り残される形になっていた。長門の声は直接頭に響いている感じで、長門の姿は見えなかった。
『知っているかもしれないけど、この世界はあなたが一週間程前に体験した世界と同じ世界。ただ、あなたが……』
 俺が何だって言うんだ。
『エンターキーを押さなかった世界』
 そうか。
『驚かないの?』
 少し、な。
 あの時は自分で色々と葛藤があったし、そんな選択をするであろう俺がいたと思うのも妥当なラインだ。
『……ごめんなさい』
 何を謝る必要があるんだ。お前はここに話にきてくれた、それだけで十分だ。
『……ごめんなさい』
 何回も言わなくてもいい、予想外のことだったんだろ。
『……でも、あなたは』
 俺のことはいい、この世界で何とかやっていくさ。それに、俺はもうそっちには戻れないんだろ、大体そんな感じがしてきた。
『……そう』
 長門、そう気に病むな。俺はこっちで何とかやっていくさ、前回で色々と分かったしな。
『……後悔している?』
 いや、別に。
 俺の選んだことだし、たまたまこういう道が分かれたんだと思うぜ。それに、例えばまた同じ日がきたってな俺は同じ答えをだす。それだけは絶対に違わない、そう思う。
『そう、分かった。そっちのわたしによろしく』
 ああ、またな。
 いつかまた、本当に会えればいいと俺は少しばかり感慨にふけた。
「明日から冬休み、楽しみ?」
 いつの間にか、こっちに戻ってきたみたいだった。
 曖昧に返答して、俺は自分の席へと向かう。これからは非日常と向き合わない、もう一つの世界、アナザーワールドとも言うべき世界で俺は生きなければならない。


 ある意味、第二の人生か。


 この先、何があるのか分からない。
 ハルヒや古泉に会うのかどうかも、朝比奈さんの誤解が解けているのかも、そしてこの世界がいつまで平行を保ってられるのかさえも分からない。
 行き当たりばったりの人生だ。それでも、俺は後悔しない。長門に誓ったから……いや、一つだけ。
 たった一つだけ、後悔している。


 好きな人に好きって言えなかったこと、それだけ。
 まあ、アレだ。


『わたしによろしく』


 そういった長門の言葉を、少しばかり信じてみようかね。
 今までのミリ単位でしか変わらない彼女から、季節が変わる程に沢山の表情を持つ彼女へ、バトンタッチされていたとしても。



 俺が好きだと言えるのは、お前だけだ。



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