スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

こんなはずじゃなかったんだけど……。

なんかこの間のSSの続きを書いていたらなんだかカオスな状況に。

いや、カオスというよりかは軽い鬱展開??
とりあえず、キャラが若干崩壊しています。

なんかまだ続きそうかも?
あ、長門さんの独白で拍手SSに加算するかもしれません、後日談っぽく。
↑その確率大。

コメ返し

 ハチル様

お互い無事で何よりです。
こうやって安否を確認できることが一番の喜びかもしれませんね。

これからもよろしくです。


それでは、今日のSS
『思い出と感謝と大切なもの 後編』
若干タイトル選択を間違えてしまった感がありますが、あしからず。

それでは、どうぞ。





 ハルヒ、お前は願望を実現する力が少なからずあるそうな。大層な力を持って苦労してそうな話だが全くもって平凡な一般人たる俺が苦労するってのは、如何なものだろうか。しかも、無自覚って言うんだから余計タチが悪い、どうせなら古泉辺りを巻き込んでやればいいさ。俺は普通な生活を望んでいたからな。
 まあ、過去形で書いた以上今はこの状況を少しは楽しめている俺がいることを、以前の俺に見せつけてやりたいね。とは言え、ハルヒも少しずつしか成長していないからこの際異常な考えを取っ払ってしまおうという魂胆だ、長門や朝比奈さんや古泉にこれ以上負担をかける訳にはいかないし、またこの間みたいに皆で楽しめればいいと思う。
「遊園地のチケットねぇ……」
「なんだ、ハルヒ。遊園地は嫌いか?」
 この地点で行かないことが決まれば俺の計画はご破算などころか、大赤字をくらってしまう。福引きと言ってるがこのチケットだって自腹なんだ、皆へのプレゼント代と重ねて膨大な出費となる。
 そんな金がどこから出てきたって? 今は関係ない。だが、一つだけ教えてやると俺もハルヒに選ばれた一人だったというだけだ。
「ううん、明日にでも行きましょ」
「まだ明日は学校だが?」
 サボるのよ、学校なんて。とハルヒは言い張り勝手に行く気になってる。


 これから待つ、自分への制裁をも知らずに。


 涼宮さんはああ言ってるけれど、それはいつも通りといって差し支えないこと。
 私が気になるのは、キョン君のこと。涼宮さんには絶対に見えない角度で不気味な笑みを浮かべている、目つきだっていつもと違う……。
 一言で言えば、恐怖。
 私は何も言う気にはならなかった、いや、なれなかった。
 そして、今日の活動が終わる寸前。キョン君は涼宮さん以外のメンバー一人一人に、また後でここに集まるように告げる。
 その時にはいつものキョン君を装っていたけれど、なんだかやっぱり別人な気がした。
「ああ、また集まってもらってすまない。明日の件についてだ」
「ええ、我らが機関でも何かしらサポートを……」
「その必要はない」
 明日は、皆普通に学校に行ってくれ。そう続けた。
「それじゃあ涼宮さんがあんまりです」
「朝比奈さんの言う通りですよ貴方は涼宮さんを放っておくのですか」
「今回の目的は遊園地に行くことではない、ハルヒの常識外れた思考を少しずつ無理矢理捩曲げて元に戻す」
 涼宮さんが……。確かに、涼宮さんは元々は普通の女の子でした。ですが、だからといってそれを無理矢理捩曲げるなんて。
「涼宮さんだって、普通の女の子なんですよ。一人にさせるなんて……」
「朝比奈さんはハルヒに迷惑だと思ってないんですか?」
 ……。
「あなただって無理矢理、色々なコスプレをさせられて散々こきを使われてきたじゃないですか」
「だからと言って涼宮さんを……」
 涼宮さんを?
 私は涼宮さんをどうしたいの?
 だんだんと思考が鈍ってくるような感覚。何だろう、よく分からなくなって……。


 この世で一番涼宮さんが憎たらしくなっていた。


「わかりました。キョン君に従います」
 朝比奈さん?
「一体何を考えてるんですか、二人とも。彼女をここまで仕立てあげるのにあれほど時間が掛かったんですよ? そんなすぐに元に戻すなんて」
「問題ない」
 長門さん?
「そうだな、長門。俺にはお前が味方についているからな。知ってるか古泉、長門は一度ハルヒの能力を奪いとったことがある」
 だからなんだと言うのです。
「彼女の力がなくなった所で、彼女が常識を取り戻すとは考えられませんし、彼女は今でも常識やモラルをしっかりとわかっている人だ」
「分かってないな、古泉」
「彼女が願望を実現する力を失えば、彼女は常識に従わざるを得ない」
 ……。そんなことが本当に可能なのだろうか、確かに確証がないとは言い切れないけれどもそれだからといって今の彼らを信用しきって良いものなのだろうか。
 まあ、良いでしょう。
 彼らの言うことが失敗すれば我々機関の仕事も増えますが、それはそれで給料とかが上がりますのでね、成功しても彼女以外の閉鎖空間製造者への仕事へ移れば良いことです。
「わかりました。僕も貴方に従いましょう」


 どっちに転ぼうが僕の選択は間違いではないはずだから。


 先の会合の解散後、俺は長門の家にお邪魔になっていた。
「どうだ、長門。調子の方は」
「特に問題はない。それに統合思念体にも許可はとっている」
 よく取れたな、許可。
「自律進化のためのデータを採取するといったら、すんなりと」
 まあ、奴らにとってハルヒのデータが第一だろうからな。
「……ゴメンな、長門。後もう少しだから頑張ってくれ、その後はお前が何をしてくれたって構わない」
 今回の目的はハルヒの常識を捩伏せることという表の目的と、それより先に実行される裏の目的がある。

 地球のリセット。

 今の時代、人類は醜い姿を隠しながら生きていき、全ての動物の頂点に立っていると勘違いしている奴らが多い。そしてそんな奴らと同類と思われている俺が一番憎い、鏡を見るだけで吐き気がするし、人前じゃなければ実際に嘔吐することも屡々……。
 だから、俺はこの計画を決意した。勿論、俺にはなんの能力もない只の一般人だ。そんな俺に与えられていたたったひとつの能力。

 他人の思考を操作する能力。

 それでもハルヒには勝てないし、それに少しずつ先導することしかできない。
 だから俺は入学当初から古泉や朝比奈さんの思考をほんの少しずつ捩曲げ、ここまで来た。
 長門にはする必要がなかった、というよりかはしたくなかった。俺は長門が好きだった、たったそれだけの理由、醜い俺が持つたったひとつの幸福が長門だった。
「わたしは、これを行った後は貴方と共にいたい。ずっと、ずっと。貴方が望むならばわたしと共に」
「俺が拒絶するとでも?」
 俺が長門を否定するその日は、世界が終わる日かあるいは俺の命日だ。
「そう、なら今すぐにでも」
 甘い声と共に、俺の腹に激痛が走る。だが、声をだすことすらままならないきっと長門なりの配慮だろう、ありがたいことだ。


 それにしても、初めてナイフに刺されたがマジで痛いんだな。『俺』はよくこんなの受けて平気で……、いや、あながち平気ではないんだろうが。


「貴方は、わたしの愛する彼とは違う。だから貴方は必要ない」
 そうかい、俺は嫌われちまったもんだ。やはりもっとしっかりした人類に寄生するべきだった、な。


 情報連結解除。












 今日は日曜日。先週の様なこともなく、今週は普通に不思議探索がある。
 まあ、今日は特別と言ってもいいかもしれん、なんたって遊園地でするんだからな。楽しみだ、としか言いようがない。
 俺は一部始終を全て見ていた、そして自分が持つ能力についても全て把握したがまさか異世界の俺に監禁かれるなんて思いもしなかった。
 だから、少しずつ古泉達の思考を捩曲げてたのは本当のことで、今更どうと思うことはない。
 あの俺と、俺自身の違う所は唯一つ。
「長門、頼んだ」


 長門からの信頼があるか、ないか。


 唯、それだけ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。